火山ハザードマップとは、過去の噴火履歴やシミュレーションをもとに、噴火時に想定される被害の範囲を地図上に示したものです。火山ごとに作成され、住民や登山者が避難を判断するための基礎資料になります。
マップに示される主な危険
噴石の到達範囲
火口から飛来する大きな噴石が落ちる想定エリア。火口に近いほど濃い色で示される。
火砕流・火砕サージ
高温のガスと岩石が流下する想定範囲。谷筋に沿って遠くまで達することがある。
溶岩流・泥流
溶岩や火山泥流(ラハール)が流れ下る経路。河川や低地に沿って描かれる。
降灰の予想
火山灰が積もる想定厚さを等値線で表示。風向きで広範囲に及ぶため都市部にも関係する。
読むときのポイント
- 凡例を必ず確認:色や記号の意味はマップごとに異なります。最初に凡例を読む。
- 自宅・職場・登山ルートを探す:自分の生活圏や行動範囲がどの区域に入るか確認する。
- 避難場所と避難経路:指定避難所の位置と、そこに至る安全な経路を把握しておく。
- 複数のシナリオ:小規模〜大規模噴火で想定が変わる。最悪のケースも見ておく。
噴火警戒レベルとの関係
ハザードマップと噴火警戒レベルはセットで使います。レベルが上がると規制範囲や避難対象エリアが広がるため、マップでどこまでが危険になるかをあらかじめ把握しておくと、いざというとき素早く動けます。
どこで入手できる?
火山周辺の市区町村・都道府県の防災担当窓口や、各自治体の公式サイトで配布・公開されています。気象庁や火山防災協議会のサイトからも閲覧できます。