富士山登山の最大の目的といえば、雲海の向こうから太陽が昇るご来光。標高3,776mから望む日の出は、ほかの山では味わえない感動があります。ただし真夏でも山頂は氷点下近くまで冷え込み、人気の山小屋は早々に予約で埋まります。ここでは、ご来光を安全に見るための準備を順に解説します。

ご来光は何時に見られる?

夏の開山期間中、富士山頂のご来光はおおむね午前4時30分〜5時ごろ。山頂到着の時間から逆算して、山小屋を午前1〜2時ごろ出発するのが一般的です。

時期山頂の日の出(目安)山小屋出発の目安
7月上旬4:35頃1:30〜2:00
7月下旬4:45頃1:30〜2:00
8月中旬5:00頃2:00〜2:30
9月上旬5:15頃2:00〜2:30

山頂まで登らず、八合目以上の山小屋前や登山道からでもご来光は見られます。富士山は東側が開けているため、無理に山頂を目指さず八合目で見るプランも安全でおすすめです。

山小屋は完全予約制

富士山の山小屋は完全予約制で、夏のハイシーズン(特に週末・お盆)は数週間前に満室になります。1泊2食付きで1万円前後が相場です。各山小屋の公式サイトや予約サイトから早めに押さえましょう。

🛏仮眠で体を慣らす
八合目前後の山小屋に宿泊し、数時間仮眠することで高山病のリスクを大きく下げられる。
📅早期予約が必須
お盆・週末は争奪戦。日程が決まったらすぐ予約を。キャンセル待ちが出ることもある。
💰通行料も確認
各登山道で通行料・入山管理料がかかる。最新の金額と支払い方法を事前に確認。
🚫弾丸登山は避ける
就寝せず夜通し登る弾丸登山は高山病・低体温症の危険大。山小屋泊が基本。

夏でも山頂は氷点下|防寒装備

真夏でも山頂の気温は5℃前後、明け方は0℃近く。風が吹けば体感温度はさらに下がります。ご来光待ちの間はほとんど動かないため、防寒対策が快適さを左右します。

装備ポイント
防寒着フリース+防風アウター。ダウンがあると安心。
手袋・ニット帽末端の冷えを防ぐ。指先の感覚が鈍ると危険。
ヘッドライト夜間登山の必需品。予備電池も忘れずに。
レインウェア防寒・防風を兼ねる。上下セパレートが基本。
⚠ 富士山は活火山です。登山前に気象庁の最新の噴火警戒レベルを確認してください。
富士山の現在の警戒レベルを見る →

無理のない1泊2日モデルプラン

日程行動
1日目 昼五合目で1時間ほど高度に体を慣らす
1日目 午後ゆっくり八合目の山小屋へ登る(夕方着)
1日目 夜夕食・仮眠で体力を回復
2日目 未明1〜2時出発、山頂または八合目でご来光
2日目 朝〜昼お鉢めぐり後、下山

よくある質問

ご来光は何時?
夏の山頂で午前4時30分〜5時ごろ。山小屋は1〜2時に出発します。
山小屋は予約必要?
完全予約制。1泊2食付き1万円前後で、ハイシーズンは早めの予約が必須です。
登山の基本は?
ルートや装備は富士山登山ガイドで詳しく解説しています。