「活火山」と聞くと危険なイメージがありますが、日本にある111の活火山の大半は普段おだやかで、噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)のもとで登山道が開放されています。火口の近くまで歩いて行ける山も多く、噴気や火口湖など活火山ならではの景観を楽しめます。ここでは登りやすい代表的な活火山と、安全に登るための前提知識を解説します。

まず噴火警戒レベルを確認

活火山に登るときの大前提は、その日の噴火警戒レベルを確認することです。レベルは気象庁が随時更新しており、同じ山でもタイミングによって登れる範囲が変わります。

レベルキーワード登山の可否
1活火山であることに留意通常どおり登山可能(火口含む)
2火口周辺規制火口周辺は立入禁止。山頂に行けない場合あり
3入山規制登山禁止。入山自体ができない
4〜5高齢者等避難/避難登山不可。麓でも避難対象
⚠ 警戒レベルは変動します。登山前に必ず最新情報を確認してください。
cocoyama 火山一覧で現在のレベルを見る →

登山できる代表的な活火山

火山地域標高みどころ
富士山静岡・山梨3,776m日本最高峰。夏季のみ開山、ご来光が人気。
阿蘇山熊本1,592m世界有数のカルデラ。中岳火口は規制に注意。
那須岳栃木1,915mロープウェイで手軽。噴気が間近に見える。
大山鳥取1,729m中国地方最高峰。登山道が整備され初心者向け。
立山(弥陀ヶ原)富山3,015mアルペンルートで3,000m級へ。地獄谷の噴気。
大雪山(旭岳)北海道2,291mロープウェイ利用可。紅葉の名所として有名。

このほか、霧島山・吾妻山・蔵王山・安達太良山なども人気の登山対象ですが、これらは過去に火口周辺規制(レベル2)がかかったことのある山です。必ず当日の規制状況を確認してから計画してください。

初心者が活火山に登るときの注意点

ヘルメットを携行
突発的な噴火では噴石が最大の脅威。御嶽山の教訓から、活火山ではヘルメットや厚手の帽子で頭部を守る備えを。
😷マスク・ゴーグル
火山ガスや火山灰に備え、防塵マスクとゴーグルがあると安心。硫化水素のたまる窪地は避ける。
📍避難場所の確認
登山口のハザードマップで、噴火時に身を隠せるシェルターや山小屋の位置を頭に入れておく。
📱登山届を提出
活火山では登山届の提出が義務化されている場所もある。万一の捜索・救助に直結する。

よくある質問

活火山でも登れる?
レベル1なら多くが登山可能。火口周辺規制(レベル2以上)の有無を事前に確認しましょう。
レベル2でも登れる?
火口からおおむね1〜2kmが立入禁止になります。山頂に行けないケースが多いので要確認。
登山中に噴火したら?
頭部の保護が最優先。詳しくは噴火に遭遇したらガイドへ。