火山の形は偶然ではなく、マグマの粘り気(粘性)と噴火のしかたで決まります。さらさらしたマグマは遠くまで流れて平たい山に、粘り気の強いマグマは火口付近に盛り上がって急な山になります。代表的な4タイプを見ていきましょう。
主な火山の種類
| 種類 | 形の特徴 | マグマ | 代表的な火山 |
|---|---|---|---|
| 成層火山 | 円錐形に高く積み上がる | 中〜やや粘性 | 富士山・浅間山 |
| 盾状火山 | 傾斜のゆるい広い山 | さらさら | ハワイ・キラウエア(海外) |
| 溶岩ドーム | こんもり盛り上がる | 強い粘性 | 雲仙普賢岳・昭和新山 |
| カルデラ | 巨大なくぼ地 | 大噴火で陥没 | 阿蘇山・十和田 |
① 成層火山 — 富士山型
溶岩と火山灰・火山礫が交互に層を重ねてできる、最も典型的な火山です。きれいな円錐形になりやすく、日本の有名な火山の多くがこのタイプ。富士山・浅間山・桜島などが代表例です。爆発的な噴火と溶岩流の両方を起こします。
② 盾状火山 — ハワイ型
粘り気の少ないさらさらした溶岩が、火口から広範囲に流れ出してつくる、傾斜のゆるい山です。盾を伏せたような形からこの名がつきました。ハワイのキラウエアが代表で、日本では典型例は少なめです。
③ 溶岩ドーム — 雲仙型
粘り気が非常に強いマグマが、流れずに火口の上に盛り上がって固まったものです。ドームが崩れると高温の火砕流が発生しやすく、1990年代の雲仙普賢岳の噴火で大きな被害が出ました。
④ カルデラ — 阿蘇型
大量のマグマが一気に噴出すると、空っぽになった地下にむかって山体が陥没してできる巨大なくぼ地がカルデラです。阿蘇山のカルデラは世界有数の規模で、内部に町や鉄道があります。十和田湖や洞爺湖もカルデラに水がたまったものです。
💡 同じ火山でも、活動の歴史のなかで複数の地形をあわせ持つことがあります。形を知ると、その火山がどんな噴火をしてきたかが見えてきます。
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よくある質問
富士山は何タイプ?
代表的な成層火山。溶岩と火山灰が積み重なった円錐形です。
形を決めるのは?
マグマの粘り気と噴火様式。さらさらなら平たく、粘れば急峻に。
カルデラに人は住める?
阿蘇のように内部に町や農地が広がるカルデラもあります。